リクルート映像を作りたい!どんな内容にしたら良いの?
こんにちは。
アド広研 映像技術部です。
今回の記事では、前回紹介した「リクルート映像」について実際に制作する際のフローと注意点を詳しく紹介していきたいと思います。
会社案内映像もリクルート映像も基本的なスタートラインは同じです。映像制作は、「構成台本」と呼ばれる映像のストーリーを作成するところから作業が始まります。大切なことは「構成台本」をしっかりと作り込む事。これが、より良いリクルート映像を制作するための第一歩です。
このことを念頭に置いて、各種映像制作に取り組んでいただけると幸いです。
リクルート映像はどんな内容にしたら良いの?
前回ご紹介した通り、リクルート映像 =「人材募集や採用活動のために自社を知ってもらう映像」です。“より気軽に” “より魅力的に”会社を知ってもらうことが大切になります。
なので、会社案内映像で求められる「会社のしっかりとした説明」は比較的重要ではありません。もちろん、そういった情報があっても良いのですが、リクルート映像を見る人は求職者(学生)ですから会社に就職希望であれば、事前に調べているはずです。もしくは、リクルート映像で興味を持てば調べるはずです。
「会社のしっかりとした説明」よりも重要なことは、“職場環境” “教育体制” “福利厚生”なのです。求職者(学生)たちがリクルート映像を見た時に、以下のようなことを感じてもらうことが大切です。
自分が入社したら・・・
- こんな仕事ができる。
- こんな場所で働くことができる。
- こんな人と働くことになる。
- 仕事に関する教育体制が整っている。
- 仕事後の時間や休みの時間がある。 などなど。
良い人材の確保、そして採用した人材の流出を防止するためにも、求職者(学生)が入社前に思い描いた姿と入社後の姿の認識のズレを少なくしてあげることが大切です。
なので、リクルート映像では、基本的な会社の説明などに加えて“魅力的な職場環境である”ということをしっかりと伝えられる内容にすることを心がけましょう。
“魅力的な職場環境である”ということを伝えるには?
会社案内映像では、①事業内容&沿革 ②サービスや製品紹介&他にはない強み ③事業規模や今後の展望というスタンダードな3パート構成が採用されることがほとんどです。この構成に準じて、“魅力的な職場環境である”ということを追加すれば基本的なリクルート映像を制作することが可能になります。
では、どのようにして職場環境の魅力を盛り込めばよいのでしょうか?
一般的な手法は、先輩社員や代表者のインタビューを取り入れることです。ナレーションやテロップで職場環境を説明するよりも、実際にその会社で働く人の“生の声”の方が効果的です。
とはいえ、何人もの先輩社員の声を盛り込むと映像のボリュームも多くなってしまいます。見た人にネガティブな印象を与えないためにも、人の集中力が持続する5〜7分程度におさまるようにしなくてはなりません。
なのでインタビューは3〜4人程度がオススメです。人選は会社の考え方によって異なりますが、スタンダードな組み合わせは以下の通りです。
- 若手社員(入社1、2年目)
・普段の業務内容
・職場の雰囲気
・入社前と入社後の印象の違い
- 中堅社員(入社5、6年目)
・普段の業務内容
・自社の良いところ(社風や福利厚生)
・仕事後の時間の使い方、休日の過ごし方
- 代表取締役
・それぞれの業界の今について
・求める人材像
・今後の会社としての展望やメッセージ
以上の組み合わせでインタビューを盛り込むことで、スタンダードなリクルート映像を制作することが可能になります。
若手社員は、どんな仕事をするか想像しやすくするための。
中堅社員は、キャリアアップや将来の姿を想像しやすくするための。
代表取締役は、求める人材像と今後の企業成長を伝えて、自身の適性を照らし合わせるための。
それぞれのインタビューで違った情報を伝えるQ&Aを用意することで、効果的かつ効率的に会社の魅力を伝えることができます。
まとめ
- リクルート映像 =「人材募集や採用活動のために自社を知ってもらう映像」
- 「良い人材を確保」することができる可能性が高くなるコンテンツ
- 会社案内映像とは根本的に映像の特徴が違っている
- “より気軽に”“より魅力的に”会社を知ってもらうことが大切
- 求職者(学生)が入社前に思い描いた姿と入社後の姿の
認識のズレを少なくしてあげることが大切 - 実際にその会社で働く人の“生の声”で伝えるインタビューが効果的
リクルート映像の制作、リニューアルを考えている方のお役に立てれば幸いです。
基本的なリクルート映像の構成でお話をしましたが、映像の構成や演出や表現方法は1つだけではありませんし、絶対的な正解があるとも限りません。私達はお客様にとって最適解となる映像の制作をご提案します。
次回は、近年需要が増えている「ライブ配信」について詳しく説明したいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
アド広研 映像技術部