どんなイメージを伝えたい?名刺の作り方、考え方
こんにちは、デザイン部です。
日々行う業務を通して、考えていること、思いついたことなど、【デザインのそれ】をアップしていきます。今回は「名刺」について。
日本のビジネスにおいて必ずと言って良いほどに行われる名刺交換。多くの場合、名刺が相手の手元に残り続ける可能性は高く、そんな名刺をただの連絡先の交換として使うのは勿体ないとお考えの方も多いのではないでしょうか。
名前や住所などの基本的な情報だけでなく、コミュニケーションツールや商品PRなど、名刺のもつ利便性を活かし、ビジネスチャンスにつなげるなど、名刺の使い方は多岐にわたります。
キャッチコピー、理念、取り組み、伝統、過去実績、似顔絵、一言メッセージ、SNSアカウント、自己PRなど、相手に知ってもらうため、覚えてもらうためのインパクトを重視した名刺の工夫は様々です。
せっかく渡す名刺を最大限に活かしたいとは誰もが思う事でしょう。あれもこれもとぎゅうぎゅうに情報を詰め込み、結局何を伝えたいのか目的があやふやになることはありませんか?情報が交錯しすぎると、かえって何も伝わらない名刺になってしまうのです。
そんな時、考えるべきなのは、名刺を見た相手に、どのような感情を抱かせたいか、と言う事です。
例えば・・・
- お店に行きたい
- 信頼できる
- どんな事やってるか気になる
- お洒落なイメージで好印象
- 相談してみたい
- こんなふうになりたい など。
目的がはっきりしてくると、何を載せるべきか、どう誘導するべきかが自ずと見えてくるかもしれません。情報を整理する事で、どのようなアプローチをすれば相手がどう行動するかも予測することができるでしょう。名刺を1つに絞る必要もないですし、目的に応じて複数のパターンの名刺を作って使い分けるのもいいですね。
名刺は自分の顔となるものです。相手にどんな情報を伝えるかも大事ですが、シンプルに情報を整理して、スッキリと整った美しい印象を抱かせるのも好感度アップにつながるかもしれません。書いてある内容が全てではありません。雰囲気、イメージといった、印象を名刺で作り上げる。まずは何を一番主張したいのかを考えてみると良いと思います。
アド広研 デザイン部